東海・東南海・南海・小田原沖の地震は、約100年~150年の周期で発生しており今世紀前半にも発生すると推定されています。東海・東南海・南海・小田原沖の地震が発生した場合に著しい地震被害が生ずるおそれがあるため地震防災対策(H8.4)を推進する必要がある地域として推進地域に指定されています。
3つの地震対策方法
耐震
耐力壁により地震力に耐える
壁や床などを合板等で補強し、建物全体の剛性を高める工法。2×4工法やパネル工法が代表的。 構造用集成材などの建築材料の強化も耐震工法に含まれます。
制震工法
制震ダンパーにより2階のゆれを低減
建物内に伝わった揺れを特殊装置により吸収させる工法。高層ビル等には20年以上前から採用されています。木造住宅のようにしなやかでやわらかい建物にも大変適しています。(伝統構法)
免震工法
地盤のゆれが建物に伝わりにくい
基礎と建物の間に免震装置を設置し、地盤からの振動を上部建物に伝えないようにする工法。優れ
た効果がありますが、導入コストと地盤による制約がネックとなります。
FESが取り入れた『耐震+制振』工法
木造住宅に鋼鉄の強さを『K・ブレースSiB』

地震の揺れに耐える「剛性」と揺れを吸収する「柔軟性」。K・ブレース SiBはこの2つの特性を両立させ、木造住宅に鋼鉄の強さを持たせることができる最新型の制振システムです。
『K・ブレースSiB』 の特徴
- メンテナンスフリー(温度変化経年劣化に左右されない、ダンパー部分は鉄骨H鋼、カチオン塗装)
- 地震時の揺れを吸収し振動エネルギーを減衰させ家具の転倒を防止
- 大地震の際に内外装のひび割れを防止し補修工事を最低限に抑え財産保持性を高めます