本日は上棟です。夜中に結構な強さの雨が降り、とても心配しましたが、朝には雨も上がり作業開始時には太陽も見えてきました。
弊社の専属大工と仲間の大工さん、柱や梁を持ち上げる為のクレーン車のオペレーター(外山氏)の、総勢10人での上棟がスタートしました。
大工さん達のチームワークの良さと外山氏の優れたクレーンの技術で、次々に構造材が組み上がっていきます。
構造躯体が組み上がる頃、屋根の断熱材が運ばれてきました。
積水化学工業のフェノバボードという断熱材で厚みは45mmあります。これを屋根面に2重に敷きこみます。フェノバボードは数ある断熱材の種類の中でも、熱伝導率(物質の熱の伝わりやすさを表す値で、その値が小さい程、熱が伝わりにくい事になります。)が0.019w/m・kと極めて低く、なんとこの数値は熱伝導率が低いといわれる空気よりも小さな数値なのです。その他、断熱性能が低下しにくい構造・燃えにくい性質・ノンフロンといった特徴があり、とてもバランスのとれたすぐれた断熱材であります。
FESではこのフェノバボードを高気密・高断熱住宅の基本仕様として屋根と壁に使用しています。
気密シート
上の写真のダンタイト21という材料は気密シートです。厚みは0.2mmと薄く、とても柔軟性のある材料です。柔軟性があるということは、シートを折り曲げた部分の隙間も少なくて済みます。それは気密性能のレベルを上げることにも繋がります。
FESの高気密住宅は様々な気密工法のある中で、半永久的に気密性能が持続するシート工法を採用しています。お客様にいつまでも快適に過ごして戴くために、一番こだわった部分でもあります。
屋根のベニアを貼り終わったらダンライト21(気密シート)を被せます。
小屋裏の部分です。高気密・高断熱だから建物の隅々まで快適な空間が造れます。
私も長い間、数多くの現場を管理してきましたが、毎回この上棟は緊張します。 ケガや事故、資材搬入の遅れや構造材加工のトラブルも無く、無事完了しました。
上棟式
上棟後、簡単な上棟式を行いました。伊藤様家の皆様と一緒に、建物の角となる部分に、お酒,お塩,お米を配り、これからの工事の無事を祈願しました。子供たちがお相撲さんのように楽しそうに塩をまいていました。とても心が癒されます。
家族揃っての記念撮影
現場の前で、伊藤様家の写真を撮らせて戴きました。本当に笑顔が素敵な家族です。これからもこの笑顔を絶やさずに幸せに暮らしていただきたいと思います。
そのためには、『伊藤様が求める住宅』を安全第一に造りあげることが、弊社の仕事だと思っています。伊藤様家の皆様、上棟に携わった大工さん・外山さん本当にお疲れ様でした。